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グレイテスト・ショーマン その2

グレイテスト・ショーマン その2

空中ブランコのシーン。
その美しさは時が止まるかのようだ。

 

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沖縄では金曜日までとなったミュージカル映画
グレイテスト・ショーマン

上映期間は延長に延長を重ね、誰かに届くまで、
観てもらえるまで待ち続けてきたかのようだ。

誰が来るのを待っているのだろう。
それともまた来てくれるのを待っているのだろうか?

この映画が命の鼓動を持ったとき、
映画評論家たちからは評価が低くスタートした。
期待されず世に産み出されたこの映画は、
それでも観客からは大きく支持を得て
イキイキと輝きながら夢はキラキラとまばゆくなりながら沖縄までやってきた。

絶賛された音楽は沖縄では特別な音響を組むことで
頂点に達することになった。
人生の謳歌を最大にして届けられるようになったのだ。

この作品は常に流し続けていても良いのではないだろうか?
とすら思っている。

ロンドンでは素晴らしい演劇はずっと上演され続け、
ロンドナー達に愛されて、足を運ばれる。
敬意を受け拍手を貰うのだ。

そんな映画があっても良いのではないだろうか?
グレイテスト・ショーマンはこんなにも多くの人々に勇気と希望と愛の素晴らしさ、儚さをもたらし、
涙させているのだから。

が、しかしその命の鼓動はついに25日の金曜日で目を閉じる。


この作品は、さまざまなシーンが、
観客によってここが印象に残った、と言われる。

そのうちの1つは空中ブランコだ。
男女の恋愛表現は、アートの域に達している。

その恋は突然やってくる。
男性の時が止まり、
空中ブランコが下がるように
滑らかに恋に落ち
女性も空中ブランコが揺れるように
心揺らぎ
そして、、、


ちょっとした裏話だが、女性の名前はゼンダヤ。
スタントなし、高さもそのまんま、撮影に備えて彼女は身体を鍛え上げた。
見た目は細く中身は筋肉質に仕上げるのは相当な努力が必要だろう。
さらに映像美を、追求するため、
命綱のみで、落ちた時の安全ネットは無しで撮影された。
空中ブランコとはいっても座る板なんてない。
たった一本のロープなのだ。

ゴールデングローブ賞に3つもノミネートされた日、ゼンダヤにインタビューがあった。

 

ゼンダヤは
撮影当日、安全ネットがないことで、
上を見上げてその高さに驚き
目の前に降りてきたロープの前で立ちすくみ
吊り上げられるのを恐れた。

 

その撮影現場に現れたのはヒュー・ジャックマンだった。


大物俳優は他の人の撮影に顔を出す必要もない。
しかしヒュー・ジャックマンは違っていた。

ヒュー・ジャックマンはゼンダヤのところに歩いてきてたった一言、こういった。

 

 

Zendaya,You'r badass!!!
ゼンダヤ、君はスゴい女だよね!!!


その瞬間、ゼンダヤは天を指差してスタッフ達にこう言った

 

Take me up!!!
私を吊り上げて!!!!!

 

 

インタビューでゼンダヤがいかに心に情熱が灯ったのかを、伝えていた。
司会者は聴こえていただろうか。
ゼンダヤは思い返すようにこういったのが印象的だった。

Hugh Jackman called me a badass!!!
ヒュー・ジャックマンが私をスゴい女だと言ったのよ!!!!

信頼というのはスゴい。
ヒュー・ジャックマンは彼女が空中ブランコをやる前から、君はスゴいんだ、と信じていたし、
ゼンダヤの嬉しそうな表情とチャレンジ精神にメンバーの素晴らしさ、絆の深さを感じて感動した。


そのインタビュー様子はこちら。
1:00〜2:40ほどが筋トレして身体を仕上げて撮影現場に行くとネットがなくて戸惑い、ヒュー・ジャックマンが来るまでの話し。
Zendaya Shows One of Her and Zac Efron's Trapeze Fails for The Greatest Showman - YouTubehttps://youtu.be/mriYyuDmB58


その撮影ではゼンダヤは何度も失敗することになる、、、。
が、しかしその努力がどうなったかは作品で確かめて欲しい。

 

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グレイテスト・ショーマン

セブンプレックスにて
25日の金曜日まで。

1日わずか2回
平日でも混みます!
そこで提案なんですが、
30分前には入れるので好きな席へどうぞ♪

エンドロールが終わるまでは立ち上がらず、最後まで見る敬意を払いましょう。
するとこの映画が撮影前から団結し成功していたと知ることができます。
後ろの席の人の邪魔になるからスマホの画面もつけないでね!
作品や訪れた人達にリスペクトを。

 

読んでくれてありがとうございました。
比嘉周作

グレイテスト・ショーマン

周りの人にすすめる、というのはなかなかできることではない。
その人の時間や他にできることをここにまわしてみては?
としていることでもあると思う。

ときどき、ぜひ観て欲しい、と思える何かに出逢うと思う。

 

今回は映画だ。

 

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そして沖縄の人にはチャンスだ。

映画グレイテスト・ショーマンはミュージカル作品でその内容は心に突き刺さった。
クォリティーに感動したし、音楽の美しさに涙が溢れるのを止められない人も出てくると思う。

いま、沖縄に住んでいる人にすすめるのは上映期間が終了したにも関わらず、
19日から25日までのわずかな期間、セブンプレックスにて今度は特別な音響で上映中だからだ。

ショービジネスやエンタメで本気で夢を描いている人も心踊るばかりだろう。
僕は打ちのめされたようにも思う。
これが生きるということだし、
その恋愛の素晴らしさ、その夢を掴むエネルギー。
自分の実績もなんと浅く薄いのだろうか、とも思えた。
数万人の前で司会しても、
全国トップクラスの人のライブで司会しても、
お祭りや市民会館で自らパフォーマンスショーをしても、自分がこの映画に出てくる人達のようにまっすぐまっすぐ走れているのか?
と問いかけるまでもなく愕然としたし、

これから先、どうしよう、とも思った。

 

途中、ジェニー・リンドという女性が歌を披露する。
もしこの映画の世界の彼女を観てしまったら
とても生きていけないと思った。
才能と美しさが彼女だと思う。

 

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そんな存在には感受性自体が惚れてしまうとわかった。
素晴らしく美しい才能に惚れるということはあるのだ。

ステージ上でたくさんの光を浴びながら彼女が、
本当にその場"が"ふさわしく、
そこで生まれて生きて来たかのようだ。

あなたがいなければ、
千のスポットライトでも、
夜空の全ての星を盗んでも、それでも足りないの、
と歌い上げる。

 

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生命は太陽が必要なように、ステージという素晴らしい舞台が相応しい彼女だからこそ、
その曲の価値が素晴らしい。

 

彼女の歌う姿を見て、主演のヒュー・ジャックマンの表情が本当に伝わる。
才能、美しさ、曲の偉大さ、そのステージや観客、建物、

 

全てが心を震わせるし、エンターテイメントに生きて来たからその場に居合わせると、もうどうしようもないと思う。

 

 

もしこれからあなたがこの映画を観たならば
検索して調べるかもしれない。

するとヒュー・ジャックマンが演じたのは実在の人物で、
リンドも実在して、
実際にそのステージショーもあったと知るだろう。

でも、それは嬉しさの一部でしかないと思う。

この映画が作品として世に出たことがありがたい。

 


2回目の鑑賞を終えたあと
海沿いでランチをしていたら
小さな白人の女の子がぼくのテーブルを指差して何か言った。
ぼくが飲んでいるフルーツジュースが気になったのかと思って、
美味しいよ!
というと、その子の母親がその曲が好きなのよ、
と言った。

そこでぼくはグレイテスト・ショーマンのサントラを流していることに気づいた。
先ほどダウンロードして聴きながら過ごしているのだ。

この子はこの映画の曲は全て歌えるのよ、
と母親が言った。

嬉しくなって母親と娘とハイタッチして、
おしゃべりした。

先日、オスカーかアカデミー賞か何かの授賞式を観ていたこのお母さんは、
この映画の曲が授賞しなかったことに憤慨していた。
ちなみに他のゴールデングローブまたはグラミー賞や何かではノミネートもされてるし授賞もしているので今後も素晴らしい映画として残るだろうけど、全ての式典で賞を受賞する可能性は確かにあった!ずば抜けている事は間違いない。

ぼくが、
でもここにいるぼくらの中では最高の賞を受賞しているよね!

と言うと、このお母さんはとても喜んでいた。

 

まだまだ書きたいことがあるけど、ここではこのくらいにしておこうと思う。

もしあなたがこの映画を観るならば、25日までのわずかな期間です。
しかも一日2回しかありません、、、。

 

人生の中でロンドンやパリやニューヨーク、ラスベガスに行って素晴らしい作品を観ることはなかなか難しい。

 


でも、いま、沖縄でこの作品が、特別な音響で流されています。

細かな音が遠くで、息づかいや歩く音が聴こえ、
ステップに身体が反応して、喜びの声に共感し、
のびのびと広がる歌声は心に美しい波紋を広げることでしょう。

 

今後一生、この機会はないかもしれません。
2時間ください。
運転もいれたら3時間?

行って座るだけ!

 

エンドロール中に立ち去るとか、
スマホを開くとかバカなことはしないでね!

 

感受性を無くさないで!
作品へのリスペクトを忘れないで!

 

エンドロールまで観たら、この作品が撮影開始前から素晴らしかったことを知るでしょう。

From now on.
今から、今夜から。